Slit - Bench @秋田駅

デザイン 小杉栄次郎 / 萩原千尋 / 船山哲郎

制作萩原千尋 / 船山哲郎

秋田公立美術大学景観デザイン専攻有志学生

発注者秋田県

 

地域木材を一般の方々にアピールする目的で毎年開催されるウッドファーストイベントに向けてデザイン・制作した。2015年の市街地木質化実証モデル事業の流れを汲んだジャイアントファニチャーであり、厚さ12mmの秋田スギ合板からなる全長約7 mの空間を緩やかに仕切る。
水平方向の材と垂直方向の材を交互に連ねることで12mm 間隔の合板の木口が現れ、これにより、利用者が背もたれの隙間〈slit〉を介して互いの存在を感じることのできるようにデザインした。また、ベンチの曲線を描いた部分では、広くとられた座面を活かして横たわる、寝そべるなど、また、ハイカウンター部分では寄りかかって立ち話をするなど、多様なアクティビティーを誘発することを意図している。

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